今年の漢字/This is life

今年を漢字一文字で表すとしたら、

 

表向きには『暮』。

 

今年は一人暮らしを始めた年だったから、生活を考えることで毎日いっぱいいっぱいだった。

お金のやりくり、毎日のごはん、掃除、etc...

仕事で余裕ができたからこそ始めた一人暮らしだったけど、

家のことを考えながら仕事をこなす世の中の奥さんやお母さんを尊敬。マジすげー。

 

(昼間に洗濯も掃除もやれる時間がある完全な主婦だった母親に、仕事しながら家事でヒーヒー言ってる私をバカにされるのは違うと思ってる)

 

 

そして裏の一文字は『失』。

 

懇意にしていた独身仲間が相次いで結婚、妊娠、出産。

気軽に会える友人はひとりもいなくなってしまった。

 

そして、今年はアニメも不作だったし、

年に一度の楽しみにしていたサマソニもいまいち、

ひさしぶりに出た小島監督のゲームもわたし的にはまったく面白くなく。

趣味がことごとくダメになった一年だった。

 

何かを失うと、何かが入ってくると言うけれど。

何もかもなくなってしまった自分に、来年は何か新しいことが起きるのか。

 

起きるといいなぁ。

 

 

 

おわり。

 

 

また春に会いましょう/See you next time round

人は死ぬ。あっさりと。息をするように当たり前に。

 

若い人ーーーとりわけ自分の年齢に近い人が死ぬたびに思う。

それはまるで定期的に思い出せと言われているように。

 

明日死んでもいいように生きなければと思う。

でも具体的にどうすればいいのかわからない。

 

「人生は一度きり」

その言葉をきくたびに、苦しくなるようになったのはいつからだろうか。

 

同じ歳で急逝した偉大なドラマーに向けて。

同じ空間を共有した片隅の一人間から手向けを。

 

 

人が死ぬっていうのは不思議だ。

 

 

 

おわり。

 

 

「女子校」で育つということ/曇りなき眼で

女子校出身である。

しかも中高一貫

 

十代のほとんどを女子だけの中で過ごす、というのはよく考えると異様なことだ。

女子校出身、しかも中高一貫ともなると、初対面の相手からほぼ言われることは「箱入り娘だね」だった。

 

当時小学生だった私にとって、女子校に進むということは絶望的な宣告だった。

 

洋服は兄のおさがり、道を歩けば男の子と間違えられ、男女分け隔てなく仲良くしているような子どもだった私には、乗り気ではない中学受験のために友達と遊ぶ時間を削って進学塾に通わされた挙げ句、親の決めた学校に進まされ、仲の良い友達と離ればなれにされることは苦痛以外の何者でもなかった。

 

大体、ボーイッシュな娘の進路に女子校を選択している時点で、私の親は完全に我が子の性格を見誤っている。そもそも女子校に進ませた理由は、何もわかっていない父親が適当に決めただけ、という恐ろしいものである。

 

 

十代を女子だけの世界で過ごす弊害は、大きい。

六年間、男子と交流のなかった私にとって、大学に入って、それまで自分の中の”12歳だった男子”がいきなり”18歳の男性”にアップデートされるのである。これはキツかった。どうやって接していいのかわからない。そのおかげで、小学校までの男の子ともマブダチになれるリア充だった私は、一転してすっかり男性苦手のコミュ障になってしまったのである。なんという悲劇。

 

 

女子校そのものを否定するつもりはない。

ツイッターでも話題になったが、そこそこのレベルの進学校であれば、総じて地頭が良く、経済的にも裕福な子達が集まるため、ほぼいじめはない。ギャル、オタク、地味、秀才がそれぞれの国家を築き、お互いの領地を侵さず、文化を尊重し、いざというときは不思議と一致団結する。異性を意識する必要のない解放的な雰囲気の中で六年間一緒に過ごす女友達は、一生の財産である。

 

だが、その濃密な六年の「後」のこともよく考える必要がある。私の周りではほぼ全員が、大学入学後の恋愛につまづいていた。そして、世に言う「大学デビュー」を試みるも、元々が校則の厳しい圧政下で育ってきた人間が、急にセンスの良いキラキラになれるわけもなく、総じてヤバいことになっていた。

 

我が子を中学受験させようと考えている親御さんには、くれぐれも注意してもらいたい。「なんとなく」や「良さそうな気がするから」というふわっとした理由で女子校を受けさせるのはオススメしない。お子さんの性格やお子さん自身の思いにきちんと寄り添ってあげてほしい。絶対に親の理想だけで決めてはいけない。

 

 おわり。

 

 

ゴールデンカムイ聖地巡り (3) おまけ 2019年10月21日

最終日。

 

月曜日だったので(博物館系は月曜定休が多い)、この日は飛行機の時間まで札幌でまったりすることに。

 

あらためて札幌駅前で一枚パシャリ。 

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札幌の駅、大好き。駅前の広場とか。

 

 

いまだに行ったことがなかったので、円山動物園に行くことにした。

 

円山公園を通り抜けながら。
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紅葉綺麗。

 

この日は雪虫(?)がすごくて、上着で顔をガードして園内を歩き回った。

髪の毛にもひっつくので、大変。


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放心状態のヒグマ。


アザラシ。
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すい~
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チラッ
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毎度のこと、動物園に行くとせつなくなる。

(この檻の中で一生を過ごすのか…と勝手に感情移入してしまう。動物園に向いてない人間)

 

 

円山動物園

入園料:大人600円 小人無料

営業時間:夏期 9時30分~16時30分 冬期 9時30分~16時

休園日:毎月 第2、第4水曜日

 

 

 

 

動物園を後にし、札幌グランドホテルでアフタヌーンティー


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・予約しなくても入れる

・ほどよい接客

・値段がリーズナブル

で、アフタヌーンティーはやっぱり地方にかぎるな、と実感。

(都内ホテルとかの5,000円近いアフタヌーンティーに抵抗がある貧乏人間)

 

札幌グランドホテルのアグタヌーンンティー、とても良かった。

おひとりさまでパフェ食べてる女性もいたりして、自分も札幌住んでたら絶対やってる。

 

札幌グランドホテル アフタヌーンティー ひとり 1,900円

 

 

午後になり、これから新千歳空港に向かう。

 

最後に北海道庁をパシャリ。ここらへんの雰囲気も好きだ~。
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バイバイ北海道、また来るぜ。

 

 

 

 

おまけ。

 

<お土産編>

今回そんなに買わなかったけど、一応。

 

マルセイのバターケーキ。
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空港内の広告で見掛けて始めて知り、出発時間までくまなく探した。

どこにも売ってなくて、あきらめかけたら一店舗だけ売ってた!

(出発ロビーのBLUE SKYだったと思う)

 

マルセイのバターサンドも大好きだけど、これは…それを抜いたかも。

軽くて美味しくていくつでも食べれそう。

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包装もレトロでかわいい~。

 

 

わらく堂のスイートポテト。
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美味しいという記事をネットで見掛けて、これも空港内を探しに探した。

「きたキッチン」にあった。

(それでも店内見当たらなくて、店員さんに訊いたらラスト数個だった)

 

とっても美味しかった。ヒンナヒンナ。

 

 

アイヌ文様のマスキングテープ。
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北海道博物館で買わなかったことを悔やんでいたら、空港にあってよかった~。

アイヌの工芸品売ってるお店にあり)

 

これ、他にも何色か展開があって、どれもかわいい。ネットでも売ってる。

 

 

帰ってきて、トラベラーズノート旅行記書くとき、

チケット貼ったりするのにこのテープ使ったらいい感じ。

 

 

以上、二泊三日のゴールデンカムイ聖地巡りの旅。

次回もどこか聖地行きたい。

 

 

おわり。

 

 

 

 

ゴールデンカムイ聖地巡り (2) 旭川 2019年10月20日

二日目は札幌から旭川へ。 

今日の目的は【北鎮記念館】と【旭川博物館】。

 

9:30 JR札幌駅 発

札幌→旭川へは特急カムイか特急ライラックがある。

 

行きは「カムイ」で。

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10:25 JR旭川駅

 

広い!綺麗!人少ない!
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10:30 JR旭川駅 バス停

バス停に向かうも、北鎮記念館に行くためのバスは30分に1本くらいしかなく、時間節約のためにタクシーで向かうことに。

 

タクシーの運転手さんが、もう今月(10月)の終わり頃か来月あたまには雪が降るんじゃないかと言っていた。そうか、そうだよな北海道。

 

10:50 北鎮記念館 到着

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北鎮記念館 9:00~17:00、無料、月曜休み

 

今回は見逃さず撮った。
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月島軍曹の声優さんのサイン色紙もあった(声優疎い)。
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そしてここにも杉元とアシリパさん。
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入り口にあった来館記帳(?)に記入していたら、やはり30代女性のおひとりさまが多かった。朋友。

 

スタッフの方が解説してくれるガイドがあるけれど、私が訪れた少し前に始まってしまっていたので、今回は自分で回った。解説聞きたかった。
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鯉登少尉の名前のモデルとなった鯉登行一氏。
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ちなみに私の曽祖父は陸軍大佐をやっていたらしく、鯉登氏と面識があったらしい。

 

 

鯉登が着てるトップスと同じ。
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造反組&谷垣がはいてたスキー板もこれかな。
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尾形。
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鶴見中尉と月島軍曹。
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(ちょっと前まで、入り口ホールにまんまゴカム第七師団の展示がされていたのをネットで見かけたので、それ見たかった)

 

(尾形の)三八式歩兵銃。
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三八の弾。

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図書コーナーもあって、ばっちり置いてあった。
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北鎮記念館、見ごたえたっぷりだった。

展示してある当時の名簿に、勇作やら宇佐美やら、ニヤッとする名前もあったり。

 

館員の方もとても優しくて、イメージ的にちょっと厳格で怖いところかなと思っていたから、ギャップにやられた。ギャップ大事。

開拓の村と同様に、ゴカムファンは必ず行くべき聖地。

 

 

12:30 バスにて旭川駅前に戻る。

 

イオンのフードコートで旭川ラーメン
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まぁフードコートレベル。

 

 

今回の旭川、時間の関係で神居古潭を泣く泣くあきらめたのだが、イオン裏からあさひかわ北彩都ガーデンに出たら、なんと神居古潭の岩郡があった。


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パワーあるって書いてあったからとりあえず触っておいた。

 

だが神居古潭にはいつか必ず行く。シライシーーーッ!

 

 

そのまま橋を渡って15分程歩き、旭川博物館へ。

 

14:30 旭川博物館 着

 

そしてここにも。相棒のふたり。
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旭川博物館、アイヌの展示が高濃度で個人的にはかなり大満足。

再現されたアイヌの家の中に実際に入って座ることができたりして、ゴカム体験ができたり、とにかく展示物のレベルが高い。

旭川の駅から徒歩で行けるのでここもおさえたいところ。

 

 

15:30頃 旭川博物館の向かいにある道の駅でひとやすみ。


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このときめちゃくちゃ睡魔に襲われる。

 

道の駅でお土産物色。

会社用に「き花」を購入。(とても好評だった。オススメ)

 

 

 18:00 JR旭川駅

帰りは特急ライラックで札幌へ。

イオンで蟹弁当(これが味がよく染み込んでて美味しかった)を買って、特急の中でモグモグ。

 

これは旭川駅からの夕暮れ。
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19:25 JR札幌駅 着

 

札幌に戻り、そのままホテルへ。

この日はラグビーワールドカップ 日本代表vs南アフリカ戦があったので、コンビニでおやつを買い込み、ホテルの部屋で観戦。

試合は残念だったけど、日本代表の試合はすべてよかった。

 

 

この日買ったお土産。
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左:北鎮カレー(500円もするだけあってなかなか美味しかった)

右上:アイヌ柄のコースター

右下:Kitacaかわいい

 

 

ゴールデンカムイ聖地巡りは以上で終了。

最終日は札幌市内でまったり。

 

 

 

ゴールデンカムイ聖地巡り(1)札幌 2019年10月19日

すでに一ヶ月以上経ってしまったが、今さら旅行記

 

北海道大好きなくせにまったく知らなかったゴールデンカムイ
昨年のアニメ放送で初めて知った遅咲き。
例のごとく、アニメから知り→漫画全巻購入→聖地巡りのパターンでドハマり中(推しは尾形)。

 

<ざっくりした行程>

2019/10/19(土)予定
<札幌>
・北海道開拓の村
・北海道博物館

2019/10/20(日)予定
旭川
・北鎮記念館
旭川市立博物館

2019/10/21(月)予定
<札幌>
円山動物園
アフタヌーンティー


札幌を拠点にして旭川は日帰り移動。

 

 

 

それではスタート。

 

【2019/10/19(土)】


10:00 JR新千歳空港
今回はJ○L。気流のせいでかなり揺れて、飲み物のサービスが秒で終わった。
ひさしぶりの北海道。 ダウン着てたのは私だけだった(暑い)。

10:30 JR新千歳空港駅
まずは開拓の村に向かう。最寄り駅の新札幌駅で下車。

10:58 JR新札幌駅
駅のコインロッカーに荷物を預ける。このへんでもSuica使える。

11:30 JR新札幌駅 発 バスターミナル北レーン10乗り場
 【新22開拓の村】行きに乗って、終点下車
 バス乗車時間:約20分、乗車料金:大人210円

11:50 北海道開拓の村 着

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料金:大人800円、9:00~16:30、月曜休み
(実際は、北海道博物館と一緒になってるチケットで1,200円。ラッキー)

 

ゴカムファンにとって、まず訪れたいメインの聖地。

 

入り口から早速。

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色々な聖地巡りブログを読み漁っていたのでこの立て看板があることはチェック済み。とはいえテンションはブチ上がる。早速パシャパシャ撮っていた、が。

 

ここで野田先生のサイン色紙をそのままスルーするという痛恨のミスを犯す。(そして帰ってきてから見落としていたことに気づくという体たらく)
たぶん興奮し過ぎていろいろ見失ってた。自分を見失ってた。

 

まずお昼を食べる。

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屯田兵定食を食べたかったが、この日は修学旅行生が来る関係でやっていないとのこと。ゴカムファンとしてはニシンそばをチョイスすべきところだが、なんとなく苦手な味っぽい気がして(偏食)、おにぎりと豚汁をいただく。

 

散策開始。
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ゴカムを知らなければ開拓の村を知ることもなかったが、こんな所があったんだ、と思うくらい広大で、丁寧に造られた場所だった。
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今回は時間の制約で、市街地郡のみ散策。次回来るときは全部まわりたい。
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旧浦河支庁庁舎。杉元たちが泊まった札幌世界ホテル。
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「殺人ホテルだよ全員集合!」


「お部屋 ご案内いたします」
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徐々に紅葉が始まった頃だった。
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旧来正旅館
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 白石が聞き込みに行った遊郭

 

旧三〼河本そば屋。杉元がニシンそばを食べた店。
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残念ながら改装中。

 

旧近藤医院
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殺人ホテルの後、牛山と家永がいた病室。

 


旧島歌郵便局
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谷垣がアシリパの叔父からの電報を受け取る郵便局。

 

旧山本理髪店。尾形と土方が散髪してもらった店。

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尾形推しとしてはかなり興奮。


「……で、あんたはどっちに売り込む気だ?」
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(ところどころ、急に人形がいたり、会話が流れ始めたりするのでビビる。

油断できない、開拓の村)

 

 旧有島家住宅


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土方一派がアジトにしていた永倉の親戚の家。

 

旧松橋家住宅。鶴見中尉が杉元と谷垣をそれぞれ口説いた部屋。
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「まずは私の為に、くるみ入りのカネ餅を作ってくれないか」

 

土方一派のアジト
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「“のっぺらぼう”はアイヌなんだろ?」


旧青山家漁家住宅
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 鰊番屋と日泥家のモデル。

 

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スタッフさんの話によると、数年前の北海道地震のときも建物はビクともしなかったそう。

 

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  「どんなもんだい」


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村内の馬車鉄道。
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ウッマ、寒い中仕事してて偉い。
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旧山本消防組番屋の火の見櫓。茨戸編で尾形が登った櫓。
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「やっぱジジイの変装だと思ったわ」

 


旧納内屯田兵屋 
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杉元を探しに来たアシリパとレタラが白石を見つけた部屋。

 

 

旧樋口家農家住宅
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ラッコ鍋…密室…男5人…何も起きないはずがなく。

 

あいにくの雨で、極寒。人もほとんどいなかった。
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このときだけはダウンとレインブーツ装備してきてよかったと思った。

 

旧広瀬写真館。杉元・土方一派が写真を撮ったところ。
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「すみません ほんとに脱がなきゃダメなんでしょうか」

 

札幌農学校寄宿舎。鯉登少尉初登場。
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「ちんちんぬきなっもしたなぁ」



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「やつは鶴見中尉お気に入りの『薩摩隼人』だ」

 

 

 

以上、開拓の村。

すべて回りきれていないし、撮りこぼしたくさんあると思う。

こんな場所があるなんて、ゴールデンカムイを知らなければ知ることはなかった。

次回は晴れた日にもっとゆっくりじっくりまわりたい。本当に楽しかった。

 


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雨がけぶる中、色づき始めた木々が幻想的。

 


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バス停のところでエゾリスを見かけた(写真撮れず)。

 

開拓の村 バス停の時刻表。
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つづいて、北海道博物館。

開拓の村から歩いて15分程。晴れてたら歩いたけど、バスで移動。

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(ちなみに開拓の村と北海道博物館は傘を無料で貸してくれる。共用らしく、それぞれ移動先に置いてきてOK)


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開拓の村で歩きまわり、寒さで疲れたので博物館入ってすぐのカフェで休憩。

 

飲み物オーダーしたら、キットカットが付いてきてほっこりしたり。ミュージアムショップをまったり物色したり。なんだかこの空間にとても癒された。

ショップで売ってた博物館のトートバックが、可愛いうえに600円(うろ覚え)で散々買うか迷ったけど、やっぱり買えばよかった。マンモスの絵のやつ。旅目でもなんでもいい、後悔するくらいなら買え。

 

平積みされてた。(旅行前からすでに買って予習済み)
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ここにもアシリパさん。
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スタンプラリーはめんどくさくて結局ダウンロードせず。
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北海道博物館はアイヌの展示が充実。見ごたえあった。もっとゆっくり見たいくらい。

 

16:30頃 北海道博物館 発(バス)

16:50頃 JR新札幌駅バスターミナル着

ロッカーから荷物を引き取る。

17:00過ぎ JR新札幌駅 発

17:22頃 JR札幌駅 着

 

17:30 ホテル着

 

泊まったところは「ホテルグレイスリー札幌」。

 

駅直結で、とても便利。今回は女性専用階に泊まれた。
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ロビー階のエレベーターを降りると、ハロウィン仕様。

 

この日は疲れきって、結局駅地下の回転寿司で適当に夕食を済ませる。

 

寿司が微妙だったので、口直しに札幌で流行ってる〆パフェしてみた。
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 「四つ葉」さんにて。美味しかった。

 

明日は旭川

 

つづく。

 

好きな男が○○だった件について/愛こそすべて


以前、いい感じになりかけていた男がいた。

現在、私の恋愛最終アップデートはその男である。今はまったく何の感情もなく、毎度のごとく(なぜあんな男を好きだったのか…)と後悔含めて自問する程度。

 

出逢いは、私がその男の店に偶然立ち寄ったところから始まった。

向こうから連絡をしてきたのは、私が店を訪れてから一週間後のことだった。それから毎日LINEをするようになり、毎週末会うようになった。独特なセンスの持ち主で、それを体現した店を持ち、仕事というよりはそれを「生き方」としているような男だった。美丈夫で、本人もそれに自覚のある、少々歪んだ性格の持ち主だった。

 

男の生き方を見るうえで、結婚はないなと私自身も思っていたが、ひさしぶりの恋愛感情にだいぶ舞い上がっていた(毎回舞い上がるが)。もちろん、結婚には至らなくても恋人にはなりたい、という至極当然な願望もあった。が、相手の態度のせいで真意を測りかねていた。

 

とにかく、よくわからなかったのだ。

 

毎日LINEは来るが、恋愛っぽいやりとりをするでも、それらしい話をするわけでもない。いわゆるただの「友だちLINE」の域を出ない。かと思うと、急に食事の誘いをしてきたため、こちらも距離感測定を兼ねて「わーいデートだ」とはしゃいだ返信をしてみると、「これはデートではない」と言われる。あ そうですかとスッと真顔に戻りながら期待値を調整する。かと思うと、約束前夜、LINEの最後に「明日は手を繋ぎたい」などとのたまってくる。こちらはもう最高な気分で(多少は感情を振り回されようとも)当日を向かえるものの、実際待ち合わせてから歩き出すも、一向に手を繋いでくる気配がない(というか「繋ぐタイミングを失っている」というのが正しい観察だった)。そして、その日はご飯食べてそのまま終了。「まさか童貞なのか?」という疑問も湧いたが、そういうわけではなさそうなのだった。女遊びが激しかったような片鱗は見えた。

 

それを皮切りに、疑問はますます深まるばかりだった。

当時ボードゲームにハマっていた私達は、男のリクエストで、私が負けた場合は男のほっぺにチューをするというルールを設けていた。また期待値は上がる。そこから何かに発展しちまうのでは、と最初の頃さえ相当ドキドキした、が、何もない。大体私の方が毎回負けるので、毎回ほっぺにチューすることになるのだが、もう最終的にはおざなりだった。途中から罰ゲームを変更し、「相手の肩や腰をマッサージする」となった。もはやギリギリ猥褻レベル、好き同士ならセックスに持ち込むあるあるのやつ、である。なのに、何も起こらなかった。毎度、私は按摩さんばりにただひたすら正真正銘相手の肩や腰をほぐして終わる。一生懸命すぎて筋肉痛になったことすらある。泣けてくる。

妙齢の男女が部屋で二人きり、毎週毎週夜遅くまで会っているのに「何もない」のである。

 

舞い上がっていた私でも、さすがにこれは本当にただの友人としてしか見られていないと思い、疲れ始めた。それでも「もしかしたら今日は何か進展があるかもしれない」と縋るような思いで通っていたのも、やはりそれも向こうの態度に因るものだった。LINEのやりとりで私が「今週は会えない」と言うと、馬の鼻先にニンジンをぶら下げるような理由をあれやこれや付けて、何が何でも来させようとする。実際に会っているときも、「今日はもう帰ろうかな」と私が早めに切り上げようとすると、「帰るな」と止める。一度は、私が帰ろうとしたところ、態度が豹変するような気配があったので、(監禁)の二文字が脳裏に浮かぶくらい恐怖を感じる瞬間すらあった。

 

わからなかった。わからないゆえ、疲弊した。

このまま煮え切らない態度に振り回されるくらいならこっちから切ってしまえと理性は訴えるものの、その男のセンスや境遇、ルックスを捨てられない馬鹿な女に成り下がっていた(元々十分馬鹿だが)。

 

そんな中、である。

二人でホテルに泊まることになった。それも、終電を逃したからやむなく、といった即物的な理由ではなく、きちんと事前に予約をしたうえで泊まる、というやつである。提案者は男の方だった。目的は別にあったが、これはもうそういうことだろうと私もいよいよ覚悟を決めた。部屋を予約する際、さりげなく「セミダブルのシングルルームでいい?」という向こうの確認に、こちらも努めてさりげなく「いいよ~」と返した。もう、そういうことである。(注、だがこの時点で手を繋ぐはおろか、キスもしてないのである)

 

ホテルを予約した数日後、楽しみだねぇとLINEをしていた折、男がふいに言ってきた。

 

「あ、ちなみに『そういうこと』はしないのでご心配なく」

 

(?????)

―――だが、その頃すでに相手のトリッキーな性格を熟知していた私は、「修行僧?ww 我慢強いんだねぇ紳士だねぇ」と、軽く受け流す返事を送った。何度も言うようだが、(1)妙齢の男女が(2)シングルルームの(3)セミダブルのベッドで(4)一晩共にする、というこれだけの要素が揃った状況である。ここまで来てさすがにつまらないはぐらかし方をするもんだと思う一方、どこか嫌な予感もしていた。

 

 

 

 

…と、ここまで書いて、いよいよお泊り当日の話になると思うところだが。

 

そう、泊まらなかったのだ。私達は。

 

ホテル宿泊が迫る数日前、ひょんなことから、男が他の女と会っている疑惑が持ち上がった。その疑惑は以前からあったのだが、ホテルに泊まる(=いよいよヤる)前に、女としてそこだけははっきりさせておきたいという思いがあった。

恋愛が苦手なくせに、『向こうはそもそも私と付き合っていると思っていないだろうし、他に女がいることも十分承知したうえで、重くない女でありたい』などという、およそ自分のキャパ超えなスタンスを貫こうとした私は、あくまで軽く問いただした。問いただしたところ、結局のところ、他に特別な女がいるわけではなかった。が、その回答は、あまりにも、不誠実で、軽薄で、悪意があり、これまで私達が曲がりなりにも築いてきた「何か」を一掃してしまうような、心無いものだった。『百年の恋も冷める』をこれほど実感した瞬間はあっただろうか(結構あった)。

 

ただでさえ、決定的な話をしてしまうことへの恐怖に震える指でLINEを送り、その結果、百年の熱が一瞬で解凍された私は、解凍されただけあって冷静だった。冷静に「もう会わない。ホテルもキャンセルしてください」と返し、即ブロしていた。相手の弁解や追い討ちを聞きたくなかった。もう何もかも、なかったことにしたかった。一瞬で終わらせた。

 

 

それ以来、その男とは一切の連絡を取ることはなかった。連絡先も消した。

 

その約一年後、その男と道端で遭遇した。

固まって動けない私を尻目に、男は平静を装い、「気にしてないから」と捨て台詞を吐いて去って行った。おまえがいうな

 

 

なんとなく気になり、その日、ひさしぶりに男のSNSアカウントを見てみた。

 

するとその中に、

「告白します。俺、EDなんです」の一文があった。

 

 

 

今となっては健気で無様な思い出である。